注意誘導のための視覚的注意のモデル化

ロボットが人間と共存し、円滑なインタラクションを行うためには人間の振る舞いについて理解し、予測することが必要になる。一方、我々人間は他者の振る舞いを予測するだけではなく、ときに自らの行為によって他者の注意や行動を誘導するということを行っている。本研究では、ロボットによる人間の注意誘導の実現を目指し、人間の行う注意誘導の理解を進めている。特に極端な例として、手品に着目し、手品師の動作が観客の注意に与える影響について研究している。

  • Y. Tamura, T. Akashi, S. Yano, and H. Osumi: Human Visual Attention Model based on Analysis of Magic for Smooth Human-Robot InteractionInternational Journal of Social Robotics, Vol.8, No.5, pp.689-694, 2016. [Springer]
  • Y. Tamura, S. Yano, and H. Osumi: Visual Attention Model for Manipulating Human Attention by a RobotProceedings of the 2014 IEEE International Conference on Robotics and Automation, pp.5307-5312, Hong Kong, China, June 2014. [IEEE Xplore]
  • T. Akashi, Y. Tamura, S. Yano and H. Osumi: Analysis of Manipulating Other’s Attention for Smooth Interaction between Human and Robot, Proceedings of the 2013 IEEE/SICE International Symposium on System Integration, pp.340-345, Kobe, Japan, Dec. 2013. [IEEE Xplore]
  • 田村雄介, 矢野史朗, 大隅久: 注意誘導のための視覚的注意のモデル化と手品鑑賞時の注視点計測に基づくモデルの評価, 第31回日本ロボット学会学術講演会, 2H1-04, 東京, 2013年9月.
  • 田村雄介, 明石貴文, 矢野史朗, 大隅久: 手と視線の関係が注意誘導に与える影響, HAIシンポジウム2012, 2A-3, 京都, 2012年12月. [HAI2012]

ロボットと人間の共同注視を考えたとき、「ロボットが見ている位置」と、それを見ている人間が「『ロボットが見ている』と思っている位置」は必ずしも一致しない。ロボットの注視によって人間の注視を適切に誘導するため、これら2つの位置の関係のモデルを構築した。

  • Y. Tamura, T. Akashi, and H. Osumi: Where Robot Looks Is Not Where Person Thinks Robot LooksJournal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics, Vol.21, No.4, pp.660-666, 2017.